地主大神

和歌山県田辺市本宮川湯 ゼンリン

鳥居


交通案内
バス停川湯温泉から川下に5分



祭神
高倉下命、穂屋姫命(熊野本宮大社の摂社の地主神社の祭神と同じとした。)
摂社 稲荷神社

地主神と稲荷神


由緒
 川湯温泉の発見は鎌倉時代。
 川湯温泉と言えば仙人風呂であり、大塔川を掘れば62度の熱湯が沸き出すのを利用して、川の中に堰をこしらえて入浴する巨大露天風呂です。11月1日から2月末までを無料で入れる期間。
 当神社で11月1日のオープンに際しての開湯式が行われる。

仙人風呂ができる川と脱衣場。




お姿

 仙人風呂の場所から川下へ5分ほど歩くと左側に鳥居が見え、石段を登ると新しい稲荷大明神の祠と並んで地主大神の祠が並んでいる。

 川の中から何故湯が沸くか。
 大塔川の旅館側は牟婁層と言う水成岩、川の右岸は熊野酸性岩と言う火山岩で出来ている。火山岩は昔の火山活動でできた岩で、底の方は未だ熱く、地下水を熱湯にしている。川中は両方の岩の境にあり、岩のすき間から地表に湯が噴き出して温泉となっている。


お祭り
11月 1日 開湯式


十二薬師如来

 宝永元年(1704)金龍障禅山の言う人が病気平癒を感謝して、一枚の額を奉納した。
 この堂の再建は享和元年(1801)である。
 十二薬師如来を奉る浄妙堂は、江戸時代に対岸からこの地に遷されたと伝わる。如来が山に里帰りする道案内に地元の人達がしめ縄を川に渡し、それに野菜(ダイコンなど)をぶら下げたのがこのしめ縄の始めとする。

お堂

しめ縄

 

古代史街道 紀ノ国編
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