浦安神社

和歌山県田辺市湊1 its-mo

鳥居



交通案内
紀勢線  天王寺→和歌山→田辺 田辺駅 南1.3km



祭神
事代主神
配祀 御前神、惠比須大神

本殿


由緒
 創祀の年代は不詳だが、元禄時代の「神社改」に記されているので、それ以前ということ。江戸時代には恵美須宮と呼ばれ、湊浦漁業者の崇敬を受けていた。

社殿と小山




お姿

 海岸に鳥居があり、少し登ると鎮座地。西向き。
 北側に小山があり、岩が露出している。磐座信仰だったかどうかは不明だが、恵美須宮鎮座以前にも聖地だったような気がするがこれは主観。


お祭り
1月12日 例祭(竜宮祭の宵宮)
 宵宮しか行われていない。地元四ヶ所の漁師たちが境内に篝火を焚いて、各網元の宮入りを待つ。 午後六時頃各網元から提灯を持って宮入がある。揃うと、提灯を先頭に御神像(恵美須)を戴いた当番網元に続いて献上した神饌神酒を持った者が供奉し、三壷崎海辺に行き薄明の中で荘厳に執行される。この古めかしい神事は、御神像を潮水で清め、神酒で清浄にした後、神饌(赤飯、イガミ)を食する仕種が行われる。これで神事は終わり、伊勢音頭を歌いながら帰還し、御神体は見世棚式社殿に安置される。




紀伊續風土記 巻之七十一 牟婁郡 田辺荘 敷村から

○衣比須社  境内周一町十間 浜辺にあり


 

古代史街道 紀ノ国編
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