熊野古道、大阪府の王子社
麻生河王子

貝塚市半田




 阪和線久米田駅よこの池田王子から大阪和泉泉南線(30号)を2km強南下し津田川を渡ると右手に三和製作所がある。切削用バイト等のメーカである。この付近に麻生河王子があったと伝わる。三和製作所の敷地の東北側に末広大神の鎮守がある。 工場の安全と繁栄を見守る神であろう。

 また、『熊野古道みちしるべ』によると、
半田718番地一帯の三百坪が王子社の境内だったと記す。
 麻生河王子神社は明治42年に阿理莫神社に合祀された。



三和製作所の末広大神(王子社の推定地近辺にたまたま鎮座)



半田は秦である。今でも秦氏の末裔が大地主である。波太神社も鎮座している。

 30号線で東貝塚駅を過ぎて次の交差点である半田北の交差点を左に入り、道なりに行くと半田一里塚がある。熊野街道の一里塚の一つで原型がよく残っている。



半田一里塚の道標




半田一里塚(高さ4m、周囲30m)



神奈備の阿理莫神社


阿理莫神社、麻生河王子跡、一里塚の地図



前の王子社、池田王子

次の王子社、鞍持王子


熊野古道 紀伊路 大阪府の王子社
熊野古道、九十九王子社
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