櫛玉比売命神社
くしたまひめ−の−みこと

北葛城郡広陵町弁財天399 ゼンリン



交通案内
近鉄田原本線 箸尾 南 1km



祭神
櫛玉比売命(饒速日命の妃の御炊屋姫とされる)
 摂社 辨財天社、白山社、稲荷社、皇大宮、八幡社



由緒
 物部氏の勢力下の地であった。
 延喜式に言う「広瀬五座」の一つで、いわゆる大和国広瀬郡の式内社である。
 祭神を櫛玉比女命、櫛玉彦命とされるが「大日本史」では、饒速日命の妃である御炊屋姫を当社祭神としている。

 中世は箸尾弁才天と称した。



お姿
 前方後円墳の後円部に本殿が鎮座し埴輪の残欠を伴出する等祭祀の遺跡である。神社と古墳の発達の歴史上注目される。
 聖徳太子築造との伝承がある。しかし前方後円墳であるのかどうかは検証されていない。
 銅板葺の本殿に入母屋造瓦葺の拝殿があり、これが千鳥破風付きになっている。 江戸時代の建物である。
 楠、樫、檜が多く、入り口にはメタセコイヤもある。
 赤い鳥居は東に離れている。


本殿と社地



お祭り
例祭 10月31日と11月1日

『大和紀伊寺院神社大事典』

物部氏ホームページ


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