生駒の山中の饒速日山とは。


交通    
 近鉄奈良線石切駅北東120分

 
五瀬命の聖蹟の霊泉 から神武天皇草香の顕彰碑へ行き、山道を登る。厄山を通過して国見山への登り口を過ぎる。



大和では饒速日山と云われるボタンザキと手前の河内で云う饒速日山
左(東)に哮峯 右に国見山





 饒速日山とは別に哮峯がある。元々生駒山は火山であり、飛び出したり引っ込んだりと騒々しい山々と水のたまった低地がある。山腹に磐座があるそうな。


哮峯




 更に進むと灯籠ゲートに出る。



饒速日山は日下山(草香山)とも呼ばれていた。日下直越の道筋と思われる。
 善根寺の春日神社入り口からの道も日下直越と言われていた。春日神社には「大阪府 史蹟名勝天然記念物 孔舎衙坂直越登り口」と刻んだ大きな石碑がある。
境内には『神武天皇御東征孔舎衙坂 古戦場』と刻んだ石碑もある。
神社前の道を北東にいき、自動車専用道をくぐってからこの道を登ると道から山にはいる八幡山への入り口がある。
大きな磐座の前に八幡地蔵と八幡宮がある。阪奈道路下り線を横切って、恵比須山らしい山の右横を通り開けたところへ出ると、そこは「龍の口霊泉」である。 「五瀬の命が汲み給ひし霊泉と言ひ伝へらる」と石碑に記されている。善根寺町の人は地酒をこの水で作るという。そこから右へ登り、尾根へ出たところの右に「神武天皇顕彰碑」、右へ登り、さらに左へ登っていくと途中「厄山」の碑がある。 そこから更に進むと日下山を示す道標があるが、建てた人の根拠は不明である。


交野の岩戸神社(磐船神社)の北側のバス停梅の木の南側にも饒速日山の候補地がある。




白龍大神


 大阪府のくさか園地から石切駅に下る道がある。道筋の左下方に巨石信仰の名残の南無地蔵菩薩と記された石と石製の鳥居がある。 これも由緒は解らないが、修験道の場であったのか、生駒に多い巨石信仰の一つである。




日下と生駒山地図




物部氏ホームページ

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