新屋坐天照御魂神社(西河原)
茨木市西河原3-1-2 ゼンリン


交通 阪急茨木から近鉄バス東和苑行き疣水神社 北すぐ

祭神 天照国照天彦火明命、天児屋根命、建御名方命

社殿
 



注釈 社伝によると、神功皇后の三韓征伐にあたり、当社にて大祓をなされた。凱旋の後、本社に幣帛を奉り、新たに屋を建てて人馬を休ませた。新屋の称はこれにより起こったと伝わる。松杉鬱蒼として社頭を覆い、静寂の気が懐に入ってくる。

 さて、式内社の新屋神社の祭神は三座で、一座は天照御魂神であるが、他の二座について『三代実録』では、新屋天照御魂神、伴馬立神、酒着神とある。

 一ヶ所の神社にそれぞれ三座を祀るというより、三社に三座をわけて祀るのが往古のしきたりである。

『地理志料』には、天照御魂神は尾張から新屋郷に遷したとあり、福井は安威郷、宿久荘は宿久郷に属し、新屋郷に鎮座しているのは当西河原の当社のみであり、当社こそ天照御魂神を祀っている。

 元境内社の磯良神社(疣水神社)が南にあり、そこに当神社が鎮座していたが現社地に遷座している。冬至の日の出は今は磯良神社の方向である。

例祭 10月15日


*1 大いなる邪馬台国(鳥越憲三郎)講談社
*2 日本の神々1(永留久恵)白水社
*3 日本の神々3(大和岩雄)白水社
*4 大阪府神社史資料

物部氏ホームページ

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