津原神社
東大阪市花園本町1 its-mo

交通     近鉄奈良線河内花園駅南10分 

祭神
主神  天児屋根命、天玉櫛彦之命、天櫛玉命
摂社  若宮神社、白峰神社、一葉神社、水神神社、八幡神社、稲荷神社

注釈
 古代河内湖への旧大和川(玉串川)の船着き場付近に鎮座。市場が立ち、市場村であった。
 平野の旭神社摂社若宮八幡宮に伝わる縁起によれば、水害激しく、上流より櫛と橘を流し、 櫛の留まった所に神を祀ると水難は自ら収まるであろうとの事で、大和川の流れの瀞んだ当地に留まったのである。橘の留まったのが若宮八幡宮。
 村人がこの地に社を建てたのである。津原の池として、現在まで保存され、御神体とされている。
 花園地域の惣社で玉櫛明神とも呼ばれた。また延喜式内社である。
 
たたずまい
 拝殿前の楠木が大きい。池の背後の木々もかってのこの地域の風物を伝えている。御神体の津原の池には無数の亀がいるという。
 鳥居は元禄時代の建立であり、6丁程南にある。相当長い参道であった。30年ほど前までは、西には松林、東側は田園が広がり、河内木綿の産地であったが、今は見る影もない程民家が立て込んでいる。

社殿


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