カーニ里御嶽
沖縄県宮古島市平良字荷川取 地図

標識と参道


交通
ウブムイ御嶽の東南すぐ。


祭神
サトィガム(特に名はないそうだ)

由緒
 社頭説明板から
 この御嶽は荷川取のカーニ里に所在する。カーニ里の守護神を祀ったのが始まりと伝えられている。
 御嶽の形態は、中央に30cm程の角石をイビ(御神体)として立て、その前方に香炉代りの平坦な切石を横たえ、これを低い石積みで∩型に囲ってある。その後方にはクロツグ・テリハボク・福木などの御嶽林が茂っている。
 以前は御嶽のサス(神女)を中心に里人揃って祈願行事が行われていたが、サウのなり手が途絶えたため、今は各個人で参拝しているようである。
 この御嶽には二十数メートルの細い参道が北側・南側・東側に設けられていて、参道の両側には苔むした低い石垣がつづき、昔のたたづまいを今に残している。
 この地には仲宗根豊見親の側室が住んでいたとも伝えられている。敵襲に備えて屋敷の門は三方に開かれている。それが参道になっているのだろう。

イビ


 

たたずまい
 御嶽の森は相当に大きく、奧へ進んでやっとそれらしい拝所が見えた。


 

お祭り
 旧暦8月15日に御願を行う。  



『平良綾道(アヤンツ)マップ』『平良市史』『沖縄県の地名』
2007.12.25


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