仲屋マブナリ御嶽(真保那璃御嶽)
沖縄県宮古島市平良東仲宗根 地図

標識


交通
宮古神社の北東100m


祭神
仲屋マブナリ(真保那璃)


由緒
仲屋金盛の娘、父の罪で「おやけこ」として首里王府に召し使われる。やがて王の目にとまり懐妊するが宮女の嫉妬に耐えかねて帰郷する途中、船頭の卑しい振る舞いや暴風で多良間島へ漂着して息絶えた。
 多良間島にはマブナリを葬ったというフタツジ御嶽がある。
 かつてこの御嶽の屋敷の志堅原の先祖が真保那璃の霊に導かれて、この生まれ育った所に御嶽を仕立てたと云われる。志堅原の先祖はサスとして地域の人達を集めてウガンをとりおこなった。尚、この御嶽は多良間の人達もお参りしている。 

拝所


 

たたずまい
 御嶽に入ると拝所があるようだが、祠などは見あたらない。大きい石が置かれている。かつては大きいガジュマルが繁っていたそうだ。その根元の石が大きい石であろう。


 

お祭り
 旧二月 ダミ(今年のお願)、旧六月 世ダミ(地域の人の健康を祈る)、十一・十二月 ダミ(一年のお礼)    



『平良綾道(アヤンツ)マップ』『平良市史』『沖縄県の地名』
2007.12.25


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