|
|
彷徨 さすらい 漂泊 |
|
|
平成19年10月 |
神奈備 |
|
|
|
|
1.漂泊は日本人の原質と言われるのは何故か? |
|
|
縄文の心情 |
「山川草木悉皆仏性」の思想は「人生至る所に青山あり」に繋がる |
|
仏教に残る |
海洋民・遊牧民 |
渡来の民の源流は漂流・移動の民。海洋民産鉄民は獲物を求め彷徨 |
|
人間 |
|
人生とは確実な死に向かっての宛のない放浪。人間の原質。 |
|
|
|
チベット 五体投地でカイラース山へ |
|
|
|
|
2.始祖王は彷徨する。日神の子孫は妣の国(東)へ行く。先導者がいる。異界を通る。悲劇なし。 |
|
饒速日尊 |
筑後川・遠賀川流域から河内の咆哮ヶ峰へ。続いて大和の鳥見の白庭へ。 |
|
|
|
神武の前 |
天皇家も物部氏と同様に天孫降臨伝承を持ったさまよえる集団であった。 |
|
|
針を失った山幸彦は海岸を彷徨。塩土老翁によって海神の宮へ。 |
|
|
|
異界は海神の宮。 |
|
|
|
|
神武天皇 |
塩土老翁に東の方によい土地があると教えられた。 |
|
|
|
日向の地から東へ。九州・瀬戸内を経由して大和の周辺へ。 |
日本武尊が後を継いだが失敗 |
|
生駒・和泉・名草・熊野・宇陀・吉野と外縁を巡る。 |
|
|
|
椎根津彦、八尺烏の案内。異界は熊野。 |
|
|
|
|
応神天皇 |
胎中天皇として韓国へ行く。 |
|
|
|
筑紫で誕生・喪舟。紀伊水門・紀伊日高・吉野・大和・敦賀。 |
|
|
|
住吉神と武内宿禰の先導。異界は喪舟と神と名の交換をした敦賀。 |
|
|
|
|
顕宗天皇 |
父の市辺之忍歯王は雄略天皇に殺された。 |
|
|
(播磨王朝) |
近江・山城苅歯井・丹波与謝・播磨明石。縮見の岩屋にいる丹波の小子。 |
|
|
吾田彦が仕えた。異界は岩屋。従者はここで死ぬ。 |
|
|
|
|
継体天皇 |
大伴金村大連などが迎えに行った。 |
|
継体:淀川 |
|
越前・近江・楠葉・筒城・乙訓・磐余。陵は摂津三島。 |
|
物部:大和川 |
|
出自は越前(『日本書紀』)、近江(『古事記』)。異界は三島か薄墨桜。 |
古瀬:紀ノ川 |
|
仁徳期。百済から来た伊予三島の大山積神は摂津の御島に顕現。 |
|
息長:長谷街道 |
|
弘計王(顕宗天皇)の子として尾張に誕生、美濃に住む、との説もある。 |
|
|
伊予国風土記に、仁徳期に百済から摂津三島に渡しの神(大山積)がやって来たとある。 |
|
|
|
天武天皇 |
近江・吉野・宇陀・伊賀・鈴鹿・朝明郡・桑名・不破・伊勢名張・飛鳥。 |
|
|
|
朝明郡迹太川の辺で天照大神を遙拝。異界は吉野か迹太川の辺か |
|
|
|
朴井連雄君・村国連男依・佐伯連大目・大伴連友国・高市皇子・持統 |
|
|
|
聖武天皇 |
平城京・伊賀名張・伊勢壱志・伊勢朝明・美濃当伎・不破・近江犬上・蒲生・ |
天武の曾孫 |
(始祖王を目指す) |
山城・恭仁京・紫香楽宮・恭仁京・難波宮・紫香楽宮・平城京 |
|
|
|
橘諸兄・行基菩薩 異界は紫香楽、ここで火事、地震に見まわれる。 |
|
|
長屋王に対するコンプレックス |
|
|
|
|
3.神々の漂泊 |
|
天照大神 太陽 生 |
|
素盞嗚尊 |
死の神なのに天下を治めさされたので、これを拒否。根の国を指向。 |
月読命 月 半死半生 |
|
漂泊の姿 |
青草を編んで蓑笠として身につけ、長雨の中へ高天原を追われる。 |
素盞嗚尊 死 |
|
|
新羅・出雲・熊成峰・根の国。 |
|
|
|
|
五十猛神 |
高天原・新羅・磯竹島(鬱陵島)・竹島(独島)・石見国磯竹村・出雲・全国・ |
|
|
紀伊 |
|
|
|
鬱陵島は半島東に130km、竹島(独島)は更に90km |
|
|
|
|
天照大神 |
平原弥生古墳から出土の直径46.5の銅鏡・高天原・瓊々杵・神武・崇神・ |
|
|
豊鋤入姫・笠縫・紀伊・吉備・丹後・倭姫・宇陀・近江・美濃・伊勢内宮 |
|
|
|
豊受大神 |
豊国日出真那井・丹後日冶真奈井・荒塩・哭木・舟木の里の奈具・摂津・ |
|
|
丹後・伊勢外宮 |
|
|
|
摂津:摂津国風土記に、稲倉山で飯を盛ったとあり、後わけがあって丹波国に還った。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|