旦椋神社・且椋神社
京都府宇治市大久保町北の山109-1

鳥居


交通
近鉄京都線大久保駅 南西300m ゼンリン

祭神
高皇産靈神、祭神不詳、祭神不詳

拝殿

由緒
 延喜式神名帳の久世郡の旦椋神社。
 神社由緒書には祭神を、高皇産霊神、神皇産霊神・天満天神の三柱としている。かっては栗隈社、栗隈天神と称されていたと社伝は記す。
 『日本書紀』巻十一仁徳天皇十二年冬十月の条に、「掘大溝於山背栗隈縣以潤田。是以其百姓毎年豐之。」とあり、この大溝を近辺の長池跡に比定する説がある。神社の西を流れる古川である。
 旦椋(アサクラ)の名は元社が西数百米の浅食(アサクヒ)に鎮座していたことによるとされる。さらに浅食は当地に屯倉があったもで、その造りが校倉(アゼクラ)によると吉田東伍の説がある。すなわち穀霊の坐す校倉を社名として、穀霊の象徴である高皇産霊神を祀ったものと推測できる。

本殿

お姿
 南北に長い社域であり、参道を一般道が横切っている。また北側に幼稚園がある。
 元文四年(1739)の石灯籠には天満宮と彫られている。
 本殿は朱塗り、京都府登録文化財になっている。流造二間半。
 大木が多い。もち、しい、かし、くす、桜、槙など。

本殿

お祭り   10月 8日 秋季大祭

『平成祭CD』

 由緒書


 貞享十三年以前の創建。


  以上


『式内社調査報告』、『平成祭CD』

京都山城の神々

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H21.10.13