伊勢田神社
京都府宇治市伊勢田町若林13

鳥居


交通
近鉄京都線伊勢田駅 北西400m ゼンリン

祭神
天照皇大神、手力男大神、萬幡豐秋津姫大神

社域 二本目の道路の横切りから

由緒
 延喜式神名帳の久世郡の伊勢田神社三座である。
 『山城国風土記:逸文』に、(金沢文庫「伊勢内宮」)−伊勢田の社(祇つ社)。名は大蔵御祖命の御子、八柱木である。」とある。神様の御子には八柱が目立つ。天照大神の御子の五男三女神、素盞嗚尊の御子の八嶋篠見神、五十猛神、大屋比賣神、抓津比賣神、大年神、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘賣神など。
 『風土記』による神から延喜式の三座に至る間には穀神信仰から祖神信仰へと変貌したのかも知れない。

社殿

お姿
 南北に相当長い社域で、参道を一般道が二回も横切っている。一つは本殿に近い場所。
 本殿周辺には摂社が取り巻いている。それらをさらに木々が取り巻いている。本殿の背後にもそこそこ広い叢がある。摂社としては鳥居付近に八幡、本殿周辺に住吉、稲荷、春日、作田の社。
 平日の午前中の参詣であった。掃除が隅々にまで行き届いており、地域の方々の人柄が伝わる。

本殿

お祭り   10月 1日 10日間 秋季大祭

『平成祭CD』

 由緒書
 勧請の年歴詳ならずと云ども、山城国風土記によれば、大宝三年(人皇42代文武天皇の御世)9月初め奉主田幸祭礼とあり、約1,280余年前に鎮座なることを知る。
 明治六年村社に列せられ、同年6月延喜式内伊勢田神社と決定す。貞享十三年以前の創建。
  以上


『式内社調査報告』、『平成祭CD』

京都山城の神々

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H21.10.13