賀茂波爾神社・赤の宮
京都府京都市左京区高野上竹屋町36

交通
バス高野 北300m its-mo

鳥居

祭神
波爾安日子神、波爾安日女神
末社 稲荷神社

由緒
 賀茂御祖神社・下鴨神社の第四摂社。
 神餞を日常奉る土器の製作に従事する西部氏の氏神を祀ることからの社名の波爾との説がある。また地名(河川名)からの説として、近くを流れる高野川をかっては埴河などと称したことによるかとのこと。
 『新撰姓氏録』には、西部、鴨縣主同祖、鴨建玉依彦命之後也とある。従って祭神は不詳であるが、現在では上記二柱の神を祭神としている。
 論社は賀茂別雷神社境内の土師尾社等がある。

参道と舞殿

たたずまい
 赤の宮の呼称は境内に鎮座する権九郎稲荷神社の鳥居や社殿の赤さが目立っていたからだと云う。現在の境内は844坪であり、明治二十三年までは153坪の狭さであったが、寄付を受けているようだ。従って鎮守の森らしくなっている。
 境内に波爾井御神水があり、当所から湧き出る水を御供水としたと云う。ポリタンを持ち込んで汲んでいる方がいた。小生も飲んでみたが、さほど冷たくなかった。

幣殿

お祭り

  5月 12日 例祭(御蔭祭、路次祭)

参考資料

式内社調査報告、神社発行『赤の宮さん』、境内掲示

京都山城の神々

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