山王神社
京都市右京区山ノ内宮脇町5

鳥居

交通
京福嵐山線山ノ内駅 北100m ゼンリン

祭神
大山咋神、玉依姫神、大己貴神

舞殿

由緒
 当社は白河天皇の御代約九百余年前に近江坂本の日吉山王大神を勧請した古いお社である。
 山ノ内には往時比叡山天台宗延暦寺の寺領であり、普賢寺と号する良真座主の西の京禅房があった。その守護神として山王大神をお迎えしたのであり、御祭神の大山咋神・玉依姫神はご夫婦神であり、大己貴神は大国主命の別の御名であり、酒造り、施薬治病の業を始められた神、縁結び福の神として慕われ信仰されている。

社殿

たたずまい
 男岩・女岩があり、昔は御神前の両側にあって両岩を撫でて祈願を込め縁結び、安産子授けを祈ったものである。

本殿

お祭り

 10月 第三日曜日 例祭

夫婦岩

 両岩を左から三回回って安産を祈る習慣がある。
 嬰児の初宮詣の時には神酒・洗米・梅干しをお供えした後、梅干しの皮で鼻をつまみしわのよる迄長命で 鼻高出世を祈り、種は女岩中央の窪みに納め、神酒を注ぎ 子孫繁栄を祈る習慣は今も伝えられている。

『平成祭礼データ』山王神社


 山ノ内は往時比叡山天台宗延暦寺の山門領内で約900余年前此地に良真天台座主の西ノ京禅房があり普賢寺と号す立派な堂舎僧房があった。故に山ノ内と称す。
 当社の御創建は不詳ながら比叡山天台宗の守護神と崇める坂本日吉山王大神を勧請した古いお社である。
 御祭神の大山咋神・玉衣姫神は御夫婦神で大己貴神は大国主命の別の御名であり酒造り施薬治病縁結び福寿の神として慕われ信仰されている。
 御神殿には平安末期作の特色をもつ一木造りの神造三躰を御祀りしている。 御神殿は文化13年の建物で拝殿は嘉永元年の建物であったが、平成2年の台風禍により平成3年9月御神殿を新築した。 以上

参考書 『平成祭礼cd』、境内表示板

京都山城の神々

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H20.10.27