神泉苑
京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町166

鳥居


交通
JR二条駅東へ500m its-mo

祀る霊
本堂 聖観世音菩薩 不動明王 弘法大師
善女龍王社 善女竜王
恵方社 歳徳神 
矢剱大明神 真言 南無矢剱大明神

善女龍王社 拝殿

神泉苑 由緒
 桓武天皇が平安京の建設の際、大内裏の南側の沼地を拓いて作った池で、清い水がわき出していた苑池を言う。東西240m、南北500mの広さ。
 『日本紀略』)延暦十九年(八〇〇)七月乙卯。桓武天皇が神泉苑に行幸。
 桓武天皇はよくここに来られたようだ。
   『日本後紀』巻十二延暦廿三年(八〇四)八月壬子。暴雨大風。中院西樓倒。打死牛。又墮壞神泉苑左右閣京中盧舍。
 水害や旱魃が都を襲っていた。桓武天皇は御霊の祟りを恐れる気持ちが強かった。
   『類聚国史』一七〇旱一七三疾疫・『日本紀略』)令十五大寺、并五畿内七道諸国、奉読大般若経。防疫旱也。
 諸国に旱魃があり、空海が善女龍王に祈りを捧げ、都に雨が降った。善女龍王とは、雨乞いの神である竜王のうちの一尊。法華経・提婆達多品に現れる八大竜王の一尊、沙掲羅龍王(しゃかつらりゅうおう)の三女で神泉苑、金剛峯寺などで鎮守社に祀られている。
 鴨川の氾濫で疫病がはやり、貞観五年(863)、ここで御霊会が行われた。これが祇園祭りの原形となった。
 恵方を司る恵方社が鎮座、大晦日の晩の十時三十分に翌年の縁起の良い方角の恵方に正面が向くように鎮座している。 を(縁起

善女龍流王社 社殿

恵方社  矢剱大明神社
 

たたずまい
 平八茶屋の門かと思わせる北側から入った。二条城の南側に当たる。 池が見え、鯉が泳ぎ、櫻の花びらが浮かんでいる。善女龍王社の側面が見える。
 赤い小さい太古橋(法成橋)を渡ると善女龍王社である。

東寺の別院

お祭り 

『京都・伝説散歩』京都新聞社

京都山城の神々

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