住吉神社
京都市下京区醒ケ井通高辻下ル住吉町481 mapfan

入り口の風景

交通
阪急烏丸駅 西へ500m、南へ400m


祭神
田霧姫神 配祀 底筒男神、中筒男神、表筒男神、天照皇大神、神功皇后、武内宿禰命

本殿

由緒
 藤原俊成が五條室町の邸内に勧請したという歌道の神新玉津島神社であったが、応仁の乱に荒廃、永禄十一年(1568)正親町天皇の命により当地に遷座したと、『坊目誌』は伝える。
 新玉津島神社も旧地の玉津島町に再興されて鎮座する。両社とも歴代の天皇が歌道伝授の際には勅使を派遣したと伝える。この付近は東の烏丸通りの玉津島神社と西側の堀川通りに近い住吉神社に囲まれており、文化の香りの高い地域だったのだろう。
 現在の社殿は天明の大火後の再建、境内には人麿神社が鎮座。

人麿神社

稲荷神社

たたずまい
 『拾遺都名所図会』には、「明和六年の春、冷泉前大納言為村、此の一社のかくれ給ひしを惜給ひ、此のほとりの街衢所々の祠を尋ねさせ給ふに、竟に此の祠其の図に当たれり、是遠祖俊成郷御勧請のの一社なりとて、尊教し給ふ、町中も初めてこれを知って社を修造し、祭事を改め三月十八日とす。為村郷より和歌を賜る。今町内に蔵む。」と再建の経緯を記している。
 町屋の一画に鎮座。明治三十三年、再建された。

お祭り

 5月 28日  例祭


『京都・山城 寺院神社大事典』、『平成祭礼データ』

京都山城の神々

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