薪神社
京田辺町市薪里ノ内1

鳥居 右側の石は能楽発祥の碑

交通
京田辺駅 西へ20分 mapfan


祭神
天津彦根命


由緒
  由緒は不詳。
 境内に甘南備山頂にあった石で、月読神が影向したと伝わる石が祀られている。何故、当社へ運ばれたのか不明、大住の月読神社の元社であったのかも知れない。

影向石

 式内社の研究で独自の領域を示した志賀剛氏が記述した能の発祥の碑が境内にある。「能楽は薪能即ち金春流に初まり、次に宝生能観世能は大住に、金剛能は大和に発祥。」とある。薪地区には一休寺があり、山門前に薪能金春禅竹が一休禅師に猿楽の能を演じ観覧に供した薪能金春芝跡が残っている。金春禅竹(1405〜1470)は室町時代の能役者・能作者で、大和四座のひとつ円満井座(金春座)の大夫金春弥三郎の子である。能楽の大成者世阿弥の娘婿となrき、世阿弥の能を発展させ、金春流隆盛の基礎を固めた。『六輪一露之記』(1455年)などの芸術論がある。

一休寺山門  薪能金春芝跡
 

たたずまい
 社殿はそれほど大きくないが、背後の森は大きい。一つの山を為すようである。

拝殿

本殿

お祭り

 10月 15日 例祭

『平成祭礼データ』

京都山城の神々

神奈備にようこそにもどる