祭神 荒脛神
陸奥一宮の鹽竃神社の末社とされていたが、現在は末社ではないようである。
陸奥国鎮守の多賀城の左隅に、総社宮と相対するかたちで鎮座する。 多賀城の築地の外にあることから、外敵退散を目的として置かれたとされる。*1
さて外敵とは蝦夷である。蝦夷を持って蝦夷を制した。
たたずまい
個人の家の庭に置かれているように見える。この神は軒を貸して母屋を取られる歴史を彷彿とさせる。
荒脛神は門人客社として祀られる事が多い。
*1 白鳥伝説(谷川健一)小学館