> 荒波々幾神を祀る神社

客人社と荒波々幾神を祀る神社一覧

『津軽の荒吐神伝承と赤倉信仰』で、津軽の教育者で郷土史家の太田文雄氏は、津軽の古文書の神々、大元神楽の「大元神」、密教・神道の「大元帥明王」、仏典の「阿羅婆鬼」、各地のアラハバキ神社の神々も皆「荒吐神」を指し示していると述べている。 これは東大仏教青年会の中の古代信仰研究会の竹内健氏らの成果によるようで、採鉱民族との関連や白山信仰との関連にも注目しているとのこと。

谷川健一著『白鳥伝説』からアラハバキについて引用する。
  神社の門に衣冠束帯姿で、脛巾をつけた二体の随身の木像があり、それをアラハバキと称しているところが見受けられる。アラは荒拷などのアラであり、ハバキは脛巾のことである。朝延の御門を守る衛士が脛巾をつけているところから起こった名であると考えられている。栗田寛は「阿良波婆伎」と題する論文の中で、『一宮巡詣記』の中の出雲の佐陀神社の図の中にあらはばきの門のあることを指摘している。佐陀神社の本殿には古くは隼人の木像が並べてあったと私は朝山宮司から聞いたことがある。隼人の犬吠えは宮門または天皇の行幸のとき、道の曲がりかどなどでおこなわれた。これが邪霊を払う呪術であったことを考えると、佐陀神社の本殿に隼人の木像が置いてあったのは、邪悪撃退のためのものであったと考えるよりほかない。あらはばき門というのも、それとおなじ役割をもっていたのであろう。

 アラハバキが門を守る仕事をするのは、宮門を守る大伴、佐伯両氏や豊石窓神、櫛石窓神と同様である。しかしそれだけでアラハバキの性格を言い尽くしたことにはならない。というのはアラハバキを神として祀り、それを門客人神としている神社がいくつもあるからである。門神というならばともかく、門客人神というのは、神社の門におかれた客人神ということであるから、随身または随神という脊属の神を指すのではなく、客分という身上の神であることは明らかである。この言葉は柳田、折口、中山などの指摘するように、地主神がその土地をうばわれ、後来の神と主客の立場を転倒させて、客神となったことを物語っていると思われるのである。

 そのことを次にみてみよう。
 アラハバキを神として祀る神社としては、埼玉県大宮市、もと武蔵国足立郡の氷川神社があげられる。今日でも、本殿の脇に門客人社が祀られている。『新編武蔵風土記稿』の足立郡の条には、氷川神社に摂社門客人社のあることを記載している。祭神は豊石窓、櫛石窓の二神であるが、古くは荒脛巾神社と呼ばれていたことを述べている。氷川内記が神職であったときに、神祀伯吉田家へとどけ出て、門客人社と改号し、テナヅチ、アシナヅチの二座を配社した。出雲国杵築の摂社に門客人社というものがあって、豊石窓、櫛石窓の二神を祀っているというから、門客人の名はこれにもとづくものであろう、と言っている。

 氷川神社の門客人社は今日でもテナヅチ、アシナヅチを祀るとされている。『新編武蔵風土記稿』には、孝昭帝のとき、出雲の氷(撃の川上に鎮座していた杵築大社をうつし祀ったものであるので、氷川神社の神号を賜ったと社記に書いてある、と述べている。それは武蔵国造が出雲国造と同族であるということを背景にした社伝で、『地名辞書』もそれにしたがっているが、氷川を出雲の簸の川としなで、『新撰姓氏録』に記載された氷連にあてる説もある。氷連はニギハヤヒの十世の孫の伊己灯宿爾の後とある。とすれば物部氏族である。『旧事本紀』の「天孫本紀」には五十琴宿爾とある。氷川神社の詞官が物部姓であることは、『神名帳考証』にも述べている。したがって、氷川神社を物部氏族の祀る神社と考えることもできる。氷川神社が出雲族の神社であるか、物部氏の神社であるかはさておくとして、氷川神社の神職が出雲の杵築大社にある門客人社の名をつけたことはたしかであろう。

 問題は荒脛巾神社と呼ばれていたものをどうして門客人社というふうに名前を変えたかとい ぅことである。それはとりもなおさずアラハバキの神に客人神の性格があるからで、それ以外の理由は考えにくい。つまりアラハバキが地主神であったところへ外来の神がやってきてその座をうばったということが、そこにはほのめかされているのである。 中略

 アラハバキの神とは何か。
 一、もともと土地の精霊であり、地主神であったものが、後来の神にその地位をうばわれ、主客を転倒させられて客人神扱いを受けたものである。
 二、もともとサエの神である。外来の邪霊を撃退するために置かれた門神である。
三、客人神としての性格と門神としての性格の合わさったものが門客人神である。主神となった後来の神のために、侵入する邪霊を撃退する役目をもつ神である。




北海道  小山権現 江差町*4

陸奥 津軽 かっては麁脛バキ明神と称した。現在の稲荷神社 青森県青森市合子沢字松森 下記の松尾神社と混同か?

陸奥 津軽 松尾神社 かっては麁脛縢明神社と呼ばれていた。青森市松森1ー7 白鳥伝説

陸奥 津軽    荒磯崎神社「大己貴命、少名彦命」かっては荒覇吐神社と言った 青森県南津軽郡藤崎町林崎字宮本8 *3


陸奥 津軽 磯崎神社「大己貴命、少名彦命」かっては荒覇吐神社と言った 青森県五所川原市金木町中柏木字鐘石151 *3

陸奥 津軽 洗磯崎神社「大己貴命、少名彦命」安倍、安東氏の祖神である荒吐神を祀った神社であるといわれている。青森県北津軽郡市浦村脇元字野脇7

陸奥 津軽 石搭山荒覇吐神社 青森県五所川原市 安倍頼時の遺骨 実はクジラの骨

陸奥 津軽 神明宮 青森県五所川原市相内字露草190 かつては「長髄神社あるいは荒吐神社と称し」た。

陸奥 磐井 安日の社 岩手県一関市 境内社*4 

陸奥 岩手 荒神社 岩手県岩手郡磐手町*4 

陸奥 胆沢 磐神社 岩手県胆沢郡衣川村上衣川字石神99番地 玄松子の記憶

陸奥 胆沢 我叡登挙(わかえとの)神社(月山神社)「月讀尊」岩手県奥州市衣川区下衣川字松下64番地 リンク

陸奥 和賀 丹内山神社 岩手県花巻市東和町谷内2-303

出羽 平鹿 客殿神社「天照大御神、豐受姫神」秋田県平鹿郡平鹿町醍醐字薊谷地74

出羽 平鹿 金峰神社「金山毘古神、金山毘賣神、荒羽々岐神、安閑天皇」秋田県平鹿郡雄物川町大沢字上法寺75

出羽 仙北 荒羽祇神社「火産靈神」秋田県仙北郡千畑町安城寺字柳原198 リンク

出羽 雄勝 阿良波々岐権現「摩利支天」秋田県雄勝郡長和村

陸奥 宮城 陸奥総社宮 かっては阿良波々岐明神 宮城県多賀城市市川奏社 多賀城古址に鎮座、鹽竃神社(志波彦神社鹽竃神社)末社であった。

陸奥 宮城  鹽竃神社摂社荒脛巾神社 宮城県塩竃市一森山1-1 『津軽の荒吐神伝承と赤倉信仰』太田文


陸奥 玉造 荒権現社 宮城県玉造郡岩出山町

陸奥 栗原 荒脛巾神社 宮城県大崎市古川宮沢

陸奥 玉造 宮城県玉造郡(大崎市)岩出山町下一栗字荒脛巾 下一栗の荒脛巾神社の御縁起に「アラバキ族の王城の地を西暦前に米山町朝来に、また西暦後多賀城へ 、そして古川市宮沢(302年)に移した」とある。字片岸浦に八幡神社。

陸奥 会津 荒脛巾神社「鹽椎神」福島県会津若松市湊町大字赤井字赤井106 リンク

陸奥 会津 荒祖神社[あらはばき]「金山比古命、金山比賣命」福島県会津若松市町北町大字中沢字平沢396

陸奥 安積 福島県郡山市喜久田町堀之内新葉羽木 神社は退転か?

常陸 鹿島 大洗磯前神社「大己貴命、少彦名命」 摂社大杉神社「大物主命」 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890

常陸 那珂 酒列磯前神社「少彦名命、大己貴命」 茨城県那珂湊市磯崎町607-2

常陸 行方 國神神社「大己貴命」 茨城県行方郡麻生町行方1820

武蔵 多摩 小野神社随身門 東京都多摩市一ノ宮917

下野 都賀 客人神社「武御名方命」栃木県下都賀郡大平町下皆川1,581

武蔵 足立 中山神社摂社荒脛社 埼玉県さいたま市見沼区中川45-65

武蔵 入間 氷川神社 境内に荒ハバキと呼ばれる榎木があったとの伝承 埼玉県川越市下老袋732

武蔵 入間 氷川神社「脚摩乳命、手摩乳命 ほか」末社の子の権現社[ねのごんげん]を足神さまと言う。埼玉県川越市宮下町2-11-3

武蔵 入間 中氷川神社 かっては境内社としてアラハバキ社「脚摩乳命、手摩乳命」があった・摂社八坂神社に合祀。 埼玉県所沢市三ケ島5-1691

武蔵 入間 八幡神社末社はかって荒掃除神などの合殿 川越市古谷本郷1408

武蔵 入間 大宮住吉神社末社にかって荒掃除神 坂戸市塚越254

武蔵 足立 氷川神社摂社門客人神社「足摩乳命、手摩乳命」古くは荒脛巾神社と号した。埼玉県さいたま市大宮区高鼻1

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県上尾市戸崎983

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県上尾市今泉148

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県大宮市島根458

武蔵 足立 氷川神社摂社門客人社「手名槌命、足名槌命」埼玉県大宮市宮前町1634

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県大宮市櫛引1-653

武蔵 足立 日進神社末社にかって荒脛社 埼玉県大宮市日進町2-1194

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県北足立郡伊奈町小室7841

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県北足立郡吹上町前砂656

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県浦和市西堀8-26-1

武蔵 足立 氷川社末社にかって荒脛社 埼玉県浦和市田島1943

武蔵 足立 氷川神社末社にかって荒脛社 埼玉県浦和市内谷1560

武蔵 足立 氷川神社摂社門客人社「?」 埼玉県浦和市南本町1-9-1

武蔵 足立 羽尽神社末社にかって荒脛社 埼玉県川口市芝5379-1

武蔵 足立 七郷神社(氷川・熊野合社)末社にかって荒脛社 埼玉県川口戸塚5781

武蔵 足立 氷川諏訪神社末社にかって荒脛社 埼玉県桶川市小針領家762

武蔵 足立 古尾谷八幡神社末社にかって荒脛明神 川越市古谷本郷1408

武蔵 多摩 養沢神社 「足名槌命、手名槌命 ほか」かっては門客人明神社[アラハバキ]「豐磐間戸命、櫛磐間戸命」であった 東京都西多摩郡五日市町養沢1018 link
武蔵 多摩 二宮神社摂社荒波々伎神社 「櫛磐窗命」東京都秋川市二宮2252

武蔵 多摩 大國魂神社摂社坪宮 「兄多毛比命」祭神はかってはアラハバキ神であったと推定されている 東京都府中市宮町3-1

武蔵 多摩 奥氷川神社 背後の愛宕山に祀られた阿羅波婆岐神社であった。東京都西多摩郡奥多摩町氷川178

武蔵 多摩 熊川神社末社稲荷神社は荒脛社 東京都福生市熊川660 *3

武蔵 多摩 小野神社には随身像二体 アラハバキ神の門客人化したもの 東京都多摩市一ノ宮917 *3link

武蔵 豊島 大元明神 かってが荒脛巾祠堂 東京都千代田区江戸城内

武蔵 葛飾 白髭神社客人台権現と称す 東京都葛飾区東四つ木4ー36ー18 *3

下総 印旛 客人神社「伊邪那岐之命、伊邪那美之命」 千葉県八街市東吉田348ー1

上総 市原 姉埼神社「支那斗弁命 配 天兒屋根命、日本武尊、大雀命、塞三柱命」末社新波々木社 千葉県市原市姉崎2278 *3

相模 鎌倉 あらはばき様なる石の祠 神奈川県横浜市戸塚区公田町 *3 現在は栄区公田町

相模 愛甲 小野神社末社阿羅波婆枳神社 東京都厚木市小野428

越後 蒲原 彌彦神社「天香山命」神社の一角に「アラハバキ門」新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2898link *3

越後 蒲原 八木神社 「倉稻魂命、豐磐間戸命、櫛磐間戸命 ほか」新潟県南蒲原郡下田村大字北五百川37番地

甲斐 都留 春日神社 座像二体 山梨県大月市七保町下和田1225

遠江 麁玉 荒ハバキ(金偏に祖)神社 静岡県浜松市浜北区堀谷 巨大な磐座の前に鳥居があるだけ ハバキさん
遠江 城飼 若宮神社境内社阿羅波婆鬼神社 静岡県掛川市大渕6769 PONTAさん


遠江 麁玉 静岡県浜松市浜北区堀谷 (あらはばきやま・自然地名)リンク

三河 宝飯 砥鹿神社摂社荒羽々気神社「大己貴命荒魂」愛知県宝飯郡一宮町大字一宮字西垣内2

三河 宝飯 宮道天神社「宮道大明神、緑大明神、客人大明神」愛知県宝飯郡音羽町大字赤坂字宮路4 桃色蜥蜴さん提供
現在の祭神は 建貝兒王、草壁皇子、大山咋命 の三座。

三河 宝飯 神倉神社「イザナミの命」愛知県蒲郡市宝町14−3(明和9(1772)年の棟札には、客人大権現と記載 桃色蜥蜴さん提供)

三河 設楽 石座神社摂社荒波婆岐社「豊石窓命、奇石窓命」愛知県新城市大宮字狐塚14

三河 設楽 竹生神社摂社荒羽々気社 愛知県新城市杉山字行時 桃色蜥蜴さん提供

三河 設楽 熊野神社摂社荒羽々気社 愛知県北設楽郡豊根村大字上黒川字老平 桃色蜥蜴さん提供

伊豆 賀茂 三嶋大社「大山祇命、事代主命 配 阿波神、伊古奈比命、楊原神」かってはアラハバキ社であった。末社に荒脛社があった。静岡県三島市大宮町2丁目1-5 *3

伊勢 宇治 伊勢神宮別宮荒祭宮「天照坐皇大御神荒御魂」三重県伊勢市皇大神宮域内 *3p72

伊勢 度会 伊勢神宮別所管社興玉神「チマタの神、猿田彦」三重県伊勢市皇大神宮域内 *3

伊勢 度会 二見興玉神社「猿田彦大神、宇迦御魂大神」沖合の飛島は阿波良岐島と呼ばれていた 三重県度会郡二見町大字江75 *3

丹波 多紀 櫛石窓神社 「櫛石窗命、豐石窗命、大宮比賣命」 二夷小社ありとの調査 兵庫県篠山市福井1170

摂津 住吉 四天王寺 四天王寺の旧地名は荒墓邑と言った。山号は「荒陵山」である。大阪市天王寺区四天王寺

紀伊 那賀 山崎神社 『続風土記』那賀郡山崎荘山村に客人社の名あり。山崎神社に配祀の祭神の稲背脛彦命かと思われる。和歌山県那賀郡岩出町赤垣内108番地

伯耆 河村 波波伎神社「八重事代主命、天稚彦神、下照姫神、少彦名神、建御名方神、味耜高彦根命」 伯耆二の宮、伯耆最古の社 鳥取県倉吉市福庭654

出雲 神門 出雲大社摂社門神社(東)「宇治神」、門神社(西)「久多美神」古社図では門客人社と呼ぶ。島根県簸川郡大社町杵築東195

出雲 神門 日御碕神社摂社門客人神社「櫛磐窗神、豐磐窗神」島根県簸川郡大社町大字日御碕455

出雲 神門 鹿島神社摂社客神社「天津彦彦火瓊瓊杵尊」島根県出雲市武志町673

出雲 能義 支布佐神社摂社客神社 島根県安来市安来町吉佐町365

出雲 能義 八幡宮摂社客神社「伊弉册尊、國常立尊」 島根県能義郡伯太町大字東母里409

出雲 能義 福富神社摂社客神社「伊弉諾命、伊弉冉命」 島根県能義郡伯太町大字須山福留52

出雲 能義 八幡宮摂社客神社「伊邪那美神」 島根県安来市大塚町950

出雲 能義 澳津神社摂社客神社「素盞嗚命」 島根県安来市黒井田町67

出雲 能義 客神社「伊弉册命」 島根県安来市九重町435

出雲 能義 客神社「伊弉册尊」 島根県安来市島田町55

出雲 大原 坂本神社摂社客神社「大己貴命」 島根県大原郡大東町大字薦沢923-3

出雲 大原 客神社「伊弉諾尊、伊弉册尊」 島根県大原郡大東町大字前原289

出雲 飯石 若宮神社摂社客神社「伊弉册尊」 島根県飯石郡三刀屋町大字里坊53

出雲 飯石 高おか神社摂社客土神社「大己貴命、少彦那神」 島根県飯石郡三刀屋町大字乙加宮63

出雲 秋鹿 佐太神社「佐太大神」あらはばきの門があった 島根県八束郡鹿島町佐陀宮内72

出雲 秋鹿 内神社摂社随神神社 島根県松江市大垣町746

出雲 秋鹿 彌多仁神社摂社お客荒神「祭神不詳」 島根県松江市荘成町194

出雲 島根 阿羅波比神社 アラハバキからの転化名かも知れない。
主祭神:天照大御神、高御産巣日命、スサノヲ命、オオナムチ命、少彦名命
配祀神:八幡宮(仲哀、神功、応神) 恵比須神社 (事代主命)
境内末社:稲荷、金刀比羅、和多津海、荒、幸、番匠祖、松尾 の各神社
境内摂社:愛宕神社
島根県松江市外中原町54

出雲 島根 美保神社「合 稻背脛」 摂社客人社「大國主命」 摂社随身「豐磐間門命、櫛磐間門命」島根県八束郡美保関町美保関608

出雲 島根 伊奈頭美神社摂社客社「素盞嗚尊」島根県八束郡美保関町北浦304

出雲 島根 爾佐神社境外社荒神社はマロトさんと呼ばれていた。その昔はアラハバキさん。島根半島には荒神社・客人社にこのような例は多い。(塩田宮司;吉野祐子著『山の神』)島根県八束郡美保関町千酌1061 *3

出雲 島根 日御碕神社摂社客社「伊邪奈美神」島根県八束郡島根町野波313

出雲 島根 客神社「伊弉册命」島根県八束郡島根町加賀2401

出雲 意宇 客神社「武甕槌神、經津主神」島根県八束郡東出雲町下意東2852

出雲 意宇 氷川神社「須佐之男命 ほか 合 大己貴命、事代主命、客大明神、大日貴尊」島根県八束郡宍道町大字龍臥山858

隠岐 越智 那久路神社摂社客神社「須佐之男命」 島根県隠岐郡五箇村那久路328

隠岐 越智 堅磐神社摂社客神社「須佐之男命」 島根県隠岐郡五箇村南方1222

隠岐 越智 山田神社摂社客神社「牛頭天王」 島根県隠岐郡五箇村大字山田908

隠岐 越智 水上神社摂社客神社「須佐之男命」 島根県隠岐郡五箇村大字那794-5

隠岐 周吉 八幡神社摂社御客神社「祭神不詳」 島根県隠岐郡西郷町大字原田1173

隠岐 周吉 上西神社摂社御客神社「須佐之男命」 島根県隠岐郡西郷町大字上西字雨木43

隠岐 周吉 八王子神社摂社客神社「祭神不詳」 島根県隠岐郡西郷町大字元屋718

隠岐 周吉 西村神社摂社客神社「素盞嗚尊」 島根県隠岐郡西郷町大字西村296-1

隠岐 周吉 一之森神社摂社客神社「御年神」 島根県隠岐郡西郷町大字中村198

安芸 佐伯 厳島神社摂社客神社「活津彦根命、天穗日命、天忍穗耳命、天津彦根命、熊野樟日命」 広島県佐伯郡宮島町1-1

安芸 佐伯 厳島神社摂社門客神社「櫛石窗神、豐石窗神」 広島県佐伯郡宮島町1-1

安芸 佐伯 宮久保神社摂社客神社人丸神社「柿本人麿」 広島県大竹市奥谷町小栗林字沖田508

安芸 佐伯 松ヶ原神社摂社客神社「大己貴神」 広島県大竹市小方字後飯谷下1357-4

安芸 佐伯 客人神社「大穴牟遲命」 広島県佐伯郡湯来町葛原1502-2

安芸 佐伯 客人神社「大穴牟遲命」 広島県佐伯郡湯来町葛原589

備後 甲奴 須佐神社摂社客人神社「豐磐窗神、櫛磐窗神」 広島県甲奴郡甲奴町小童1072

周防 玖珂 須川河内神社摂社客織津姫神社「瀬織津姫命、健御名方神」 山口県玖珂郡錦町大字須川3859

周防 玖珂 河内神社摂社客神社「彦火火出見命」 山口県玖珂郡美和町大字滑116

周防 玖珂 客神社「五男三女神」 山口県岩国市大字小瀬994

周防 玖珂 客神社「五男三女神」 山口県岩国市大字小瀬1045

周防 玖珂 客神社「五男三女神」 山口県岩国市大字関戸312

周防 都濃 客神社「應神天皇、神功皇后、宗像三神」 山口県徳山市大字川曲972

周防 都濃 客山祇神社「大山祇神」 山口県都農郡鹿野町都濃郡大字鹿野上726

長門 豊浦 客神社「大年大神」 山口県豊浦郡豊北町大字北宇賀2715

伊予 越智 須賀神社摂社客天神社「菅原道眞 配 五男神 合 大己貴命」 愛媛県越智郡朝倉村朝倉下

伊予 野間 客神社「伊邪那岐命、伊邪那美命」 愛媛県越智郡菊間町西山

伊予 野間 客金刀比羅神社「伊弉那美命、猿田彦命、菊理比賣命、大物主命」 愛媛県越智郡菊間町池の原

伊予 和気 客王神社「品陀和氣命 配 猿田彦命、建御賀豆智命、素盞嗚命、菅原道真公」 愛媛県松山市下伊台

伊予 喜多 客神社「伊弉諾命、伊弉册命」 愛媛県喜多郡肱川町予子林

伊予 喜多 客神社「八大龍王大神 配 少彦名大神」 愛媛県喜多郡長浜町今坊

伊予 宇和 客白王神社「伊弉諾尊、伊弉册尊」 愛媛県八幡浜市布喜川

伊予 宇和 客神社「伊弉諾尊、伊弉冉尊 配 國狹槌命 ほか」 愛媛県西宇和郡保内町磯崎

伊予 宇和 客神社「伊邪那岐命、伊邪那美命 配 國狹槌命 ほか」 愛媛県西宇和郡保内町夢永

伊予 宇和 客神社「菊理姫命 配 大山積命、市杵嶋姫命、天之御中主命」 愛媛県西宇和郡保内町広早

伊予 宇和 客神社「菊理姫命」 愛媛県西宇和郡伊方町豊之浦

伊予 宇和 八幡神社摂社客神社「伊弉諾尊、伊弉冉尊」 愛媛県西宇和郡瀬戸町三机

伊予 宇和 客神社「菊理姫命、伊邪那岐命」 愛媛県西宇和郡伊方町大浜

伊予 周布 客神社「菊理姫命、伊邪那岐命」 愛媛県西宇和郡伊方町亀浦

伊予 宇和 一宮客神社「大物主命」 愛媛県西宇和郡伊方町二見

伊予 宇和 客神社「天照皇大神」 愛媛県西宇和郡瀬戸町田部

伊予 宇和 客神社「伊弉諾大神、伊弉册神」 愛媛県東宇和郡野村町坂石

伊予 周布 客神社「伊弉諾命、伊弉册命」 愛媛県西宇和郡瀬戸町大江

伊予 周布 客神社「伊弉諾命、伊弉册命、菊理姫命 ほか」 愛媛県西宇和郡三崎町名取

伊予 周布 客神社「伊弉册命 配 菊理姫命、大山積命」 愛媛県西宇和郡三崎町明神
伊予 宇和 客神社「伊邪那美命、菊理姫命」 愛媛県西宇和郡三瓶町下泊

伊予 宇和 客神社「菊理媛命」 愛媛県西宇和郡三瓶町垣生

伊予 宇和 客神社「伊邪那美命 配 菊理姫命 ほか」 愛媛県東西宇和郡浜町宮野浦

土佐 吾川 客天神社「雷神」 高知県吾川郡池川町

土佐 吾川 白王客天神社「雷神」 高知県吾川郡池川町

肥前 松浦 客人神社「大山祇命 配 鹽土命」 長崎県南松浦郡上五島町網上郷370番地

壱岐 石田 国律神社(物部布都神社) 社記に阿良波加大明神とある。 長崎県壱岐郡郷ノ浦町渡良浦1148

参考
神社本庁 平成祭りデータCD
隠された古代(近江雅和)採流社
白鳥伝説(谷川健一)小学館
*4 津軽の荒吐神伝承と赤倉信仰(太田文雄)青森県文芸協会出版部
*3 記紀解体(近江雅和)採流社

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