気都和既神社(けつわき)
高市郡明日香村村上172 its-mo


交通案内
飛鳥石舞台古墳から談山神社方面30分 冬野川上流



祭神
気都和既命
摂社 春日神社



由緒
 大和国高市郡の式内社。
 明日香村に流れる冬野川の守護神である。社の鎮座している地域は茂古森と呼ばれる。

 祭神の気都和既命は「新撰姓氏録」に真神田曽禰連、神饒速日命の六世孫、伊香我色乎命の男、気津別命の後なり。とあり、この気津別命に当てる説があるので物部氏ゆかりの神社に入れた。 あるいは見当違いかも知れない。

 中臣鎌足が蘇我入鹿を誅したとき、入鹿の首が鎌足を目がけて追いかけたので、鎌足は飛鳥板蓋宮から当地まで逃げて、「もう追いかけては来まい。」と言ったので、「もうこんの森」と呼ばれていた。

 ケツワケの「ケツ」は食物の意、豊受の「ウケ」、ケツミコの「ケツ」と同じである。 川の守護神は稲作の神になる。



お姿
 山裾にひっそりとたたずんでいる。由緒を感じる風情がある。  

花坂志郎様@自称:大和のアマチュア考古学者さんより提供を受け、差し替えました。



お祭り

みやざ、例祭    10月11日
さなぶり       6月 不定期。1日間

物部氏ホームページ

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