丹生都比売伝承
いにしへより渡来した姫神
紀元前八世紀、大陸は春秋時代を迎えた。
江南には越と呉が建ち、相争う事幾たびにも及んだ。
前五世紀、呉は越に追われた。
呉の太伯の血を嗣いだ美しい姉妹がはるか倭国に渡来した。
大日女姫と稚日女姫である。
しなやかな海の文化をこの国に伝播させた。
稲作、金属の使用を教え、国土開拓を導びいた。
二人の姫の想いではやがて天照大神と丹生都姫神として語り継がれた。
目次
丹生都姫の歩み
丹生都姫を祀る神社一覧
稚日女尊を祀る神社一覧
紀の国の丹生都姫(丹敷戸畔)
名草姫(名草戸畔)
丹生の民俗
赤い玉依比売
丹生都比売と赤留比売
弘法大師空海と丹生都比売の論考紹介
文献と論考紹介
丹生関連の地名候補一覧 『和名抄』
中央構造線の断面(三重県)
辰砂(三重県産)
神奈備にようこそ
Copyright S.Setoh 瀬藤禎祥 1997-2011